老後海外移住を勧めない理由

一時期老後に東南アジアなどで海外移住を勧めるテレビ番組などがもてはやされたこともあった。
年金で海外で楽に暮らせるという内容だった。しかしそれには大きなデメリットがある。

1．東南アジアの物価の上昇が激しく、以前のように安い生活は無理。
2．日本並みの生活をするには、現地の物価に比べ非常に割高。
3．便利な場所の家賃はやはり高い。
4．健康保険や介護保険は日本人向けの物はほとんどなく、全額自費になり非常に高額の費用が掛かる。
5．現地の食事は会わないことが多いし、日本食だと現地の食事よりもかなり高い。
6．日本に比べ治安がかなり悪い。
7．日本語は通じない。
8．日本のテレビ番組が見れないケースも多く、見れたとしても追加料金がかかることが多い。
9．ロングスタイビザの面倒な手続き、費用が掛かる。
10．日本と行き来する費用や時間、年配の人の場合は特に、身体的な負担が大きい。
11. 日本人を騙す日本人の存在。
　例えばタイのバンコクやチェンマイなどだと、数百円の食事代にも事欠いている日本人貧困老人が多い。そう言う輩は、日本人旅行者、滞在者を騙して金をせびろうとする。十分な注意が必要だ。

このようなデメリットを考えると、お金をふんだんに持っている人以外、老後海外移住のメリットはほとんどなくなったと言える。